~アヤワスカ3~不安や悩み、生きるのが辛い、薬物依存、瞑想で神秘の旅、生きることについて学ぶ
不安や悩み、生きるのが辛い、薬物依存、瞑想で神秘の旅、生きることについて学ぶ~アヤワスカ2~
セレモニー2日目
ネコと遊んでいると中から一人出てきた、軽く挨拶して場所を選びあぐらをかいて瞑想しているようだった
徐々に中からみんな出てくる、私は中に戻りバナナ2本を食べやっと落ち着く、空腹の時の気持ち悪さとアヤワスカを飲んだ時の気持ち悪さはあまり大差がないように感じた
外に出ると数名が昨夜の話しをしていたので椅子に座り聞いていた、私もどうだったか聞かれた、残念ながらビジョンといのは良く分からなかったんだ
私も見えなかったの
ブロンドの女性が言う、良かった私だけではなかった
部屋の中に戻るとチャイティーの良い匂いがする。Yさんの娘さんMさんが作っていた。早速どうだったかと聞かれたので答えた
それも、ぜんぶSurrenderだよ。”Surrender 手渡す、明け渡す”
どれも楽じゃないよね、けどそれしないと
あの寒さはアヤワスカの効果の1つでもあった、もちろんみんな症状はそれぞれだけれど私は冷え性もあったからかとにかく寒く感じていた
周りもあんな感じになるし自分も気持ち悪いしで、それで全て"明け渡す"のは簡単なことじゃないよね、初めてのころは私も同じようだったと話していた
あの寝かせてくれという怒りの感情も、あぁ今そう思っている私がいる、そうなんだねぇと、湧いてくるすべての感情を明け渡していく、それに乗っからないで俯瞰する
Mさんは今回4度目、かなりディープな旅を経験している、それでシャーマンのアナと関係がとても近いことがわかった
明け渡す、そうか
今日の最終日にむけて今度こそと意気込んだ。
朝食、食べられるだけで嬉しかった。アボカドやビートルーツのペイスト、オーツ、いろんな種類の種、知らないだけで食べられるものがたくさんある、そしておいしい。
シャワーを浴びる準備をするのに部屋に戻る、食後間もなくで少し気が引けたが次いつタイミングがあるか分からないと考えていた
そこにはYさんとその娘さんMさんがいてYさんは泣いていた、浄化の途中に何が起きても不思議ではない、みんないろんな経験をしてきて疲れきった精神や身体を癒している
明け渡していく、それで全て良い。
私は大変な旅だったようですね、また後で話しましょうと言い部屋を出ようとしたところ彼女が引き留めてくれたので私も加わった。
Yさんこそ何も見えず吐いた後もずっと気持ち悪く、もう吐く物がなくても身体が吐きたがっていて、1つだけ何かビジョンが見えたけど寒いし、朝まで寝れなかったという
そして今、何かいろいろ感じるものがあると言ってMさんと一緒にいた
Yさん親子は聞いていると驚く話しが多い、たとえば1つどこかのセラピーに行き、そこでカウンセラーに絵を描くように言われ全く同じ絵を描いたそうでカウンセラーが驚いていたとか。
瞑想とヨガ 全てに感謝
しばらくするとヨガ、瞑想などのワークをするとみんな外に出る
大地、自然と繋がるgrounding 瞑想中に涙が出てきた、少ししてから前にいた子が叫びながら泣いていた
端から見たら不思議な光景だと思いながら自分も泣いている
立ち上がり、身体を思うがまま動かすよう指示が出ると叫び出す人がいた、私は思わず目を開けると彼は泣き崩れていた、それでいいのだ、全て吐き出せといった感じでヨガのコーチが彼を抱いている。
これをdrugドラッグと呼ぶ人は、おかしくなった、イカれたとか言うのかな
これをmedicine メディシンと呼ぶ人は、精神面、心の奥底に溜め込んでいた感情毒を吐き出していると言うか
どのように捕らえようとも目の前で起こっている出来事は変わらない
グランディング
大地は私たちの足元に常にあり、エネルギーは大地から足を通り身体の中心に流れ込む生命力。効果は不安や焦り、イライラ、頭のほうに気があがり足元がスカスカといった私みたいな人にぴったり
音楽と先生の指示通り進めた、悲しくないのにやっぱり涙が出てくる
どちらかというと幸せな気分であり切ない感じでもあった
未来への不安、今ある不満、すぐに変えられないこと、理想と違う現実そんな漠然と頭の中にあるような"今"とは関係ないことが大地と繋がるという事に意識が向けられる。
大地と繋がるのを意識してやったことはなかった、改めて感謝したこともなかった、生まれた時からお世話になっておきながら
今まで、考えてもしょうがない過去や未来に意識が向きすぎて、今を生きていない
このような内容は知識として理解して満足していただけで今も全く変わっていなかったようだ。
地球、宇宙に繋がり感謝する
規模が多きすぎてそこから見える私という存在は小さすぎる、私が蟻を見るより小さい、地球宇宙からみたら私たちは地球の細胞。形は違うけれど動物、植物も地球に生きる生き物は私と変わらない。
それで地球が成り立っている、それが地球
途中で、最後の参加者が到着し、軽く挨拶をして荷物を置きに中に入っていった。
ヨガの後は落ち着いていたのに、今夜の事が頭に浮かび急に帰りたくなった、またあの眠れない夜がくる、みんな吐いてるのに自分だけ吐けない、寒い、あぁどうしよう。頭の中で家にあるベッドと暖かい毛布が浮かぶ、帰りたい。私は近くにいた参加者に聞いてみた
これ途中で帰りたくなった人いないのかな?
ーいっぱいいる!さらりと言われ
だから2日間はあった方がいい、説得して2日目も参加するとやって良かったとなるそう。
ーそうなのか、だから前払いなんだね。と冗談で言った。
それもある、決して楽な旅ではないからね
ランチが美味しい!アナの全て手作りココナッツとカレー味にヒヨコ豆などが入っていた、久しぶりに美味しい料理を大量に頂く。サラダも幾何学模様に見える綺麗な盛り付けがしてあった
空腹で集中できない昨夜のようには絶対になりたくないのでランチに気合が入る
ヨガをして泣いて食べて忙しい
部屋の中でアナが参加者と話している
親指と人差し指で15cmくらいの幅をつくり一冊これくらいの厚さの本は一冊だけど他にもたくさん読んだと言って、自分もアヤワスカを飲むし飲ませる側である絶対に危険があってはいけない、何かちょっとでも気になる事があったらいつでも聞いてほしい、その会話の中で断る場合もある、それで参加者と喧嘩になったこともあるけど「なんで俺はできないんだ?」と言われてもその人の精神面であったり現在服用しいる薬の種類によっては無理な人は無理なのだと言っていた
本当に参加者の健康面の話しは何度も出てくる、そのたびに彼女への信頼も上がる。
Talking Circle
その後、taking circle が開かれた。
みんなどんな旅だったかオープンに話していく、気持ち良さそうに目を閉じながら話す人、感情が高ぶり涙ながらに話す人、過去に受けた心の傷をここで吐き出す心のヒーリング、全ての出来事には意味がある。
私も共感した参加者のSさんの経験を一つご紹介、セレモニー中に流れる曲の中で好きではないので変えて欲しいと思った曲があり、それをアナに伝えたら断れ、冗談っぽく嫌われたと思ったと言った、続けて僕だけセレモニーで一番騒がしくみんなにも嫌われているような気持ちになっていたという
嫌われているような気持ちになるのは良くわかる、同時になんでそう思うんだ?とも思う、だけどそう思ってしまう。そして、私にも音量の問題ではなく聞いていたくない曲があったのを思い出させてくれた。彼のように思ったことをすぐ言えるところに関心していた。
アナから私が嫌いなんてことがあるわけがない。曲については選曲されたmedicine music 、マントラ 、om音などで、そのような反応もある、内にある自分の声をもっと聞いてみるようにと返答していた
なるほどそうなのか、メディシンミュージック初めて聞くジャンルだった
私の番がきた、とてもじゃないけど内容が薄くて言う気になれない、けど私が見たもの感じた事しか説明できない、笑われたけど笑って貰えてむしろよかったと思った、どうしても空腹だったら言ってねとアナが言っていた
Yさんからそういう小さい事、ちょっと言いにくいとか私が我慢しちゃえば丸く収まるように思えることでも本音を言えるよいにしていかないとね、私もそうで小さいのが積もって結果的に自分を苦しめていたみたいと言っていた
確かに、ただイライラして空腹より食べたいと言ってみれば良かった
思い返してみると大なり小なり今までの自分がそうだったのだとはっとし、そんな自分がなんでそうなのか考えていた。
そして彼Mが浮かんだ、彼こそ空腹時はあからさまに不機嫌な態度になる、空腹時は誰でもそうなると思うけれどあの感情は抑えられないと本人も言う、わかっていても彼の不機嫌な態度をこちらにぶつけられるとこちらも一緒になって不機嫌になっているそんな自分に疲れる。
これだけではない反面教師なところがいくつか浮かんだ
自我が、思考がそれをしている。
今夜こそ、自我(エゴに支配された自分)に一度、死んでもらう、黙っててもらおうと強く思った。
アヤワスカを飲んでも私は平気です、他のみんなのように騒いだりしません、のような自我が自我を保とうとしてるのか、かなりしぶとい自分の中にあるそれを見た気がした。
それなら見えるはずのものも見えなくて当然と納得した
アヤワスカで強制的に瞑想している(トランス状態)脳にする。
正直、アヤワスカがどうかよりもこのセレモニーに参加している人たちに感動し学ぶことが多いと感じていた。
トーキングサークルが終わると、アナが少し寝ると言う
ありがたいこれで今夜、眠気でイライラすることはないと思った。普段、昼寝はしないがこの時はすぐ寝れた。
起きると薄暗い
シンボルとこの日
アナから自分の思いだったり理想の自分や世界を言葉にしシンボルに変え絵を描くよう色鉛筆、ペンと紙が配られる。
こうゆうのが苦手な私は、だいたい人のを見て被らないようにアレンジするといことを小学生時代からやっていると思うけれどこの時は一番に仕上がった、ただあまりにも色が薄いので濃く塗っていた。
アナが日本語でもいいと言ってくれ、それもなかなかかっこいいかもしれないと思ったがこの時の私はほんとうに珍しくシンボルとなるセンテンスも浮かんでいた。
すごくシンプルなセンテンスなのに文として成り立つのか?と変な疑問が浮かんだ。
all is one ,one is all
それでも、今朝のヨガで感じたことをそのまま言葉にしたらこうなった、私たちもこんなふうに分けず分かち合えたら良い、と言うか元々一つなんだ
全ては一つ、一つは全て。
描き終わった後にアナが達成できたら燃やすように言っていたけれど、いつ燃やせる日がくるだろうか
1人煙草を吸いに外に出た、彼女は「外に来て、虹が出てる」と言った。私は用紙いっぱい虹色に塗り真ん中にシンボルを入れていた。不思議な気分だった、「そんな偶然みたいなことあるのか!」とかもっと感動してそうな自分が想像できるのにそうでもなかった
みんな虹を見に外へ出た
今夜は最高の夜になる、今夜は満月だ。
やさしいパワフルなエネルギーだそう
これがはじめてなので比べられない、ただ過去に経験のある人やアナはそう言っている
最高のコンディションだとワクワクしてきた
靴下2枚履き、一枚の布団を半分に折りその中に別の毛布と自分が入るサンドイッチを試した。
完璧!身体とエアーベッドとの間に布団があり冷たくない
太陽が沈み
途中参加の女性は私の隣にいた、彼女は二回目だと言う、一回目の時もきつかったけど得たものは多かった、今回もたくさん考えて参加を決めたという
子供がいるので前に旦那さん、今回は彼女が参加していた
アナが薬草を焚き始め、満月のセレモニーがいよいよ始まる。
眠くない、お腹もすいてない、寒さ対策もできている。昨夜のようにはならないと信じアナの焚くお香で自分を落ち着かせ目を閉じて静かに待っていた