ふだんはterapeuta

カラダは心のアンテナ

~アヤワスカ6~生きるとはなにか、思考の罠。統合の時間

 

~アヤワスカ5~生きるとはなにか、思考の罠。統合の時間

 

 

セレモニー2日後 クルーザーintegration 

旦那Lさんと挨拶をし車に乗るとさっそく今日までどうだったかと聞かれた。

 

よく聞いてくださいました

 

やっと話せる、聞いてくれたLさんが素晴らしい人に見えた

聞いてくれた彼に、そのようにどうだった?とこの車に乗るまでMに聞かれることはなく、不機嫌でとても話す雰囲気はなく、それについて怒りはなかったが話しを切り出すこともしなかった、それについて私が感じた事も話した、Lさんは淡々と彼とYさんの関係を例に上げ、日本人がそうなのかはわからないが、Yにもそんなところがあり話さないからわからない、聞けばああだこうだと意見がしっかりある。そういう人もいる、もしあなたが彼Mにどんな気持ちでいるのかと思うなら、ただどうしたの?とかではなくハグをしたり、相手の気持ちに寄り添ってみたらどうかなという事だった

 

寄り添う

 

Lさんも以前参加した時にたくさん気づきがありYさんの関係も良くなっているとYさんも言うのだから間違いない

今まで自分が知りたいとう気持ちばかり先行してただ聞くことをしていたんだ、常に自分本位

今回はどうしたの?と心のこもってないような言い方はしなかったけれど私もまた黙っていた。

 

 

しばらくすると船に到着する、そこには私にマッサージをしてくれた彼、ヨガのコーチ、Yさんと娘Mさんともう一人来ていた。

私はさっそくみんなとあの挨拶ハグをする。最後になってしまったが車に乗っていてできなかったLさんと改めて挨拶をした。

本当に長い、だけど全く嫌じゃない

ただここにいるみんなとここ以外とのギャップがすごい

 

Yさんは驚くほど穏やかであった、私を心配し彼女もすぐ聞いてきてくれた、同じように話し、今は黙る話さないではなくあえて彼からのアクションを待とうと思うと言った、Yさんはうなずいて聞いていた

 

勧めることはしないけど彼こそ参加したらいいのに

もうeriはそうやって変わって、彼に寄り添う気持ちがあるならそうしたらいいと思う。

 

Lさんと同じ事を言っていた、さすが二人はしっかり話し合っているのがよくわかる。

 

私にその気持ちがあるなら、言い合いや喧嘩にはならない、なぜ彼はこうなのかと彼を理解する目線になる

本人も知らない傷を癒す。私が今やっているように

 

ーYさんは、旦那さんも参加しているし理解があって良かったですね。

ーここまでくるのに苦労したけどね、彼は一人お坊っちゃま育ちで頑固だし、曲げないし大変だったけどやっとって感じ

 

そうだった彼女も彼とわかり合えないところがあったり大変な話しを聞いていた。

ーお互いイタリア人相手は苦労が多いですね

と笑って言うと冗談じゃなく本当だよ。と笑っていた

 

話さないことに変わりはないけれど意識が違うので気持ちは違う

私はいつどんな彼の態度も受け入れられそうな気がしてきた

こうなって欲しい、なんでこうしてくれないんだろう、という気持ちはまだあるがだいぶなくなっていた、私がどういう気持ちを持っていようと事は起こるべくして起こり、彼の気持ちも周りも世界も天気と同じように常に変化する。

それを無意識でも意識的にでもコントロールしようとしていたからしんどくなる

何度も再確認のように同じ事を思う

 

本当に全ては自分の中。

 

ヨガのコーチAさんが、聞きたいことがあるとこちらにきた、私はドキっとした

彼はタイマッサージを教えて欲しい、もしよかったらマッサージをしているところをビデオで撮るのも考えているという。

私は、思わずあの日の自己紹介を後悔していることを伝え、こんな話しはすごく嬉しいはずなのに周りから頂く良い評価を素直に受け入れられなくて、どうしても良く言いすぎだと思ってしまうことなど今はホテルで働きそこの方針的なものあり一通りのタイマッサージはしばらくやっていないし先生でもないし...

 

なんとつまらい答えをしたんだろう

 

彼は失笑ぎみで、君は"なに"を使ってマッサージをしている?

.....手だよね?

そうだけど、心でマッサージしてるんじゃないかな

あぁ、そういう事か

 

心でマッサージ。

 

彼は続けて、私もヨガトレーナーとしてやっているけど君のように未熟だと思う気持ちや落ち込むこともある、だけどヨガで人を良くしていきたいという気持ちでやっているしそこに嘘はない、自信はその後。

私がヨガをしてる時は考えないで身を任せる、スキルも必要だけど君も良くなって欲しいという純粋な気持ちでやってるだろう、だから良いものを組み合わせてみんなが喜んでくれたら最高じゃないか?

 

気持ちに嘘もない

ヨガでは身を任せる

あぁ!欲しかった言葉だったかのようにぐさり

 

私は過去に何度か彼Mにも話したことがあった、彼にもいつも現状に満足しないハングリー精神なところがあるので理解はできるみたいだけれど、あれだけ褒められ、予約埋めていったいどうなってほしいんだと言われたことがありただの幸せな悩みになる。

 

けれどこのことに限らず一度、自分否定が始まるとなかなか止められない、そんな自分にすら気づかないほどそれでいっぱいになり”明け渡す”の言葉も自分には届かない

 

だけど心でしてるって考えたら、なんだかそれ以上もそれ以下なこともできない、できることをするだけだと急に思うのと、本当にどうでもいいことだったと恥ずかしくなる

 

私は少し涙ぐみながら、その通りだと思うありがとうと言うと大きく腕を広げ私を落ち着かせるようにいつでも聞くよと言い、ハグをしてくれた

 

アヤワスカもまだ体内に残っている、ふっと沸き上がるものがそのまま身体で表現されるようだった

 

彼は考えておいてよ、もしホテルがどうにかなっちゃったら連絡してと言ってくれる

 

私は、ここに着いて数時間で気持ちが随分すっきりしてしまい、明日のマッサージは気持ちよくできるとまで思えて単純だなと思った

 

全ての事はなるようになる

 

持ち寄ったものをみんなでシェアをしながら食べる、

私が持ってきた鍋もテーブルに乗りさっそくこれはなに?と聞いてくる、材料を説明し白身魚は入っていないので安心してと伝えた

 

 

Talking circle 

 

テーブルを囲いセレモニー後はみんなどのように過ごし、どんな気づきがあったかなど、好きなよう語る。

みんなとても穏やかで暖かい、その中に私の感じたこととどうだったかを言うのは気が引けたけれど、LさんやYさんに話したように話し、今はそんな状況だけれども普段なら怒りを感じるがそれは無かったけどどうしたらいいかもわからなかった、Lさんが言ってくれたように寄り添うことしたい。私はアヤワスカをはじめみんなと自然から学びと気づきが多くとても感謝している本当にありがとう。

話し終わってもそこで誰かが何かを言うことはない、体験をシェアしてくれてありがとうと手を合わせる人もいる

 

ヨガのコーチの過去の話しもそこではじめて聞けた、詳細は語らいがかなりつらい過去があり、今こうしてYさんの娘Mとも会えてみんなと同じ時間を共有できて全てに感謝していると言っていた。

 

Mさんと彼の関係はカップルのようでそうではなく約束を交わしていない関係

海外ではよくある、付き合う前のお試し期間のような関係とも似ている

 

みんな話し終わると隣と手を繋ぎ輪をつくり、今この瞬間、波と風に合わせ少し揺れる船、ここにいるみんな、今夜の食事すべてに感謝する。

 

普段しないことをしているとなんかの宗教に入ってしまった気分になるがそれも明け渡そう

 

車がない私は、初めて船で会ったドイツ人の男性が帰るというので送ってもらえるように頼むともちろんと言ってくれた。

またみんなとハグをし、いつでも何かあったら連絡してきてねと言ってくれた。

みんなだって生きている、いろんなことがあるのにこんなにも私のことを気にかけてくれている、それなのに自分のことでいっぱいいっぱいになっている自分が恥ずかしくなった。

 

車に乗り再度お礼言った、彼は、いや早く帰ることになちゃってごめんと言うので

正直、私は着いて数時間で気持ちがすっきりしていたので本当に大丈夫、ありがとう

 

彼は過去に4回セレモニーに参加していると言っていたのでビジョンについて聞いてみた、すると彼は3回目まで何も見えなかったと言う、本当に人によるから見えない人は見えない、その代わりに何かを感じることがある。

きっと私はそっちなんだな、明け渡すこともできていなかったし

そうだね、何回かやってみてもいいと思う

 

遠くはなかったのですぐ着いた、お礼を言い彼はまた車を走らせる

 

行って良かった、私はみんなからすごく助けられている

明日はSさんが来る、Mの態度は相変わらずだけどそっとしておこう

私は少し明日の準備をして寝た。

 

セレモニー3日後 マッサージ

 

起きるとMは別の部屋で仕事をしている

Sさんが来るのは午前10時半、音楽、お香と一通り準備を済ませ、すぐ近くの海へ行き座っている岩から充電するように目を閉じる、いろんな思考がぐるぐるしてくるのをそうそう、そう思ってるね、それでいい。

それが思考というものだ。

すぐに時間は過ぎる、パンを買って戻ろう

f:id:erikonokogoto:20210420192427j:image

 

予想通り初回は時間通りに着いても家がわからず時間がかかった、やっと会うとハグをして中へ入る足湯をしている間にセレモニー後どうだったか話してくれた、そこで私もできなかった明け渡しの話しをし、簡単ではないけどと思っていることを話した

話しが尽きないのでマッサージの時間を聞くと90分とメニューの中で最長を頼まれた。

すぐに時計を確認する。

やっぱり聞いておけば良かった、Mと鉢合うかもしれない全く普通のことだけどなんだか嫌な予感がしていた。

けれど別部屋で仕事をするMに90分で長くなることは伝えず、今から始めれば問題なく終わる、Mの休憩は30分、そのわずかな時間に誰かがいるのは気に入らないと態度で出してくるのは想像がつくけど、 Mへお昼のパンも用意してある何も問題はないはず。

深呼吸を一回、手を合わせる。

リラックスをしたいというSさんの希望にこたえるため集中する。始めてから少しして圧を聞くともっと強くとディープなのが好みのようでさらに圧をいれていく、この強さで私はリラックスできないがリラックスできる強さ加減は人それぞれ、それを予想してこの人はこれくらいだとやってみてからどうか聞いてうつ伏せのお客さんが無言で両親指を立てグッドサインをくれたりすると嬉しくなる

 

今回の予想は大いに外れたリラックスというイメージからは想像できないくらいの強さだった

久しぶりの長そうで短い90分、全体を触りながら凝ってるところを見つけながらやっているとあっという間だった。

最後ストレッチをいれて終わり、寝起きたばかりのようなSさんに気分はどう?自分のペースで起き上がってもいいしゆっくりしてと言い飲み物を用意するためキッチンに向かった、Sさんのところに戻ると仰向けで両手を胸の前で組み瞑想しているようだった。私はこのまま彼のタイミングで起きて欲しいと思う一方、Mが部屋から出てくる時間が迫っているのを気にしていた。

こんなことは寝てしまった人以外ない

数分後、Sさんは起き上がり、すごく良かったと言い服を着てATMまで来て欲しいというところでMが部屋から出てきた、一応軽く挨拶はかわしていてほっとした

私たちは外に出てSさんから支払いを受け取り、最後にお礼とハグをして別れた

家に戻ると、見てわかる不機嫌な彼がいる

私は、パンを先に買っておいて正解だったと言うと、二時間もここにいて何してたんだその分のお金は貰ったのか?お昼の準備ができないのならメッセージでもできただろ?

相当頭に来ていたのかSさんが座ったソファーまで除菌しておいてと言う

私は二時間分じゃないけれど90分の金額を頂いた

お昼の準備はパンだけあれば大丈夫と言っていたので他に何を準備すれば良かったのかわからないとまた小さい言い合いが始まりそうだったけれどそんな気は全く無かった

もう何度もこんなようなことを繰り返している