ふだんはterapeuta

カラダは心のアンテナ

~アヤワスカ5~生きるとはなにか、思考の罠。統合の時間

 

 

 

~アヤワスカ4~不安や悩み、生きるのが辛い、薬物依存、瞑想で神秘の旅、生きることについて学ぶ

 

 

 

セレモニー3日目  触れ合う

もう一度、みんな集まりヨガコーチの指示と音楽に合わせ身体を動かしていく、しばらくすると気の向くまま相手を選びハグをする、私は一人の女性を後ろから抱いた彼女は私の手を手で添えた、また涙が出てくる、今までこんな長い時間、人を抱いたことも抱かれたこともなかったという気持ちだった、彼女はそのままの体制で小声でoh my godと言っているのが聞こえた、お互い話すことはなく意識は何かを感じとる。

彼女との時間が他の誰よりも長かったように思う。

今まで人との繋がりが薄かった、人目を気にする私は繋がりをできるだけ避け、使わなくてもよい気を使う自分を出さないようにする。友人には全く非はない、私の問題だとわかっていても進めない。

人目を気にするなんてスターでもないのに全く何様のつもりなのか。。と思うけれど気になる

時計を見ない時間がこんなに長いのも久しぶりだ

 

これが終わるとみんな徐々に荷物の整理をはじめ解散の準備に入っていく

最後にアナから、これで終わりではないこれからとても重要な統合(integration)の時間に入る、美しいあなたたちはこれからバビロン(元いた場所)の世界に戻るけれど、あなたたちの心はとてもオープンになっていて繊細になっているからたくさん自然に触れ繋がりるように、普段の生活でも感じるものが違うことがあるのでキツいと感じたり大変なことが必ずと言っていいくらいあるからいつでもメッセージ、電話でシェアしてほしい、私はいつでもそばにいます。

そして動物性のものも引き続き避けるように言われた。

 

これで終わりではない、これからまた重要な時間が始まる。

 

帰り際、アナにマッサージをして欲しいから後で連絡すると言われ、私はいつでもよろこんでと伝えて別れた。

 

みんなの挨拶をかねた帰り際や最初のハグはとても長い

男女関係なくぴったり身体を寄せお互いの呼吸を感じ思いのままにハグをする

わからなかった私は戸惑い、相手と引き離れるタイミングが明らかに早かった、ここスペインでよくあるのは両頬に軽くキスかハグもあるがあっても数秒で終わる

3日間ではあったがみんなそうなので多少馴染んでいた。

 

Yさんの旦那さんが迎えに到着すると彼もアナを含めハグをしていた

帰り道はYさんの息子くん、そして男性サポートメンバーの一人Nさんもいた、行きも一緒で参加者だと思っていたNさんは、セレモニー中、私に霊気を試すように勧めてくれた人だった。

アナはヨガのコーチと彼の二人をスペースホルダーと呼んでいたけど3日間一緒にいてなんとなくわかった気がした

 

セレモニー中のNさんのギターと歌はとても心地良かった

車から降りると長く心地よいハグで別れた。

 

帰宅 バビロンワールドへようこそ

家に着くと彼Mは夕飯を済ませ食器を洗っていた。

いつもではないけれどハグかキスはあるがそれはない、私は週末はどうだった?と聞いた、忙しいとだけ返事が返ってきてそれ以上何もない、行ってる間に摘んだ香りの良いローズマリーを彼に渡し、良い香りだよねと言ってもそっけない。

こんな時、いつもならいったい何でこんな態度なんだ?と少しイラっとしているだろう、その感情もあったがそれよりも彼は言えてない何かがある、けれどこういう時どうしたの?と聞いても、なんでもないと返ってくるのがだいたいだ、聞き方を変えようとそのまま黙っていた。

 

最初から反対していたのに気持ち良くおかえりという気持ちではないのはわかる、それでも無事に返ってきたのにそれ以外に何かあるのかと考えていた。

 

いつもの世界にようこそ私。

 

ハグの長さや人への接し方、何もかもギャップがある

その夜はあまり話さず彼は早々ベッドへ行き寝ていた

統合の話を聞いて本当に良かった、行く前より良い状況とはいえない、普段なら彼の態度に反応して怒りを感じていたはずなのに、すべての感情を明け渡すという認識になってから彼を心配している自分がいる。

 

それだけ心の闇の部分は深い、自分でも気づいていない場合がほとんどだと思う、インナーチャイルドヒーリングなどもあるのだ昔に受けた傷を今に持ち越している可能性だって十分にある

彼の寝た後、そんなことを考えながらシャワーを済ませベッドに入った。

 

セレモニー1日後 Integration  統合

 

翌朝、あの態度を貫くMといる家はいつも以上に居心地が悪かった。

 

正直、戻ってからも自然と触れるようにと言われちょっとめんどくさいと思っていたけれど、むしろ行きたい、どこへ行こうか考えながら出掛ける準備をした

 

結局よく行くビーチに普段聴かないマントラを聴きながら向かった

まだあまり人がいないビーチに適当にタオルを敷き座る、家でする瞑想も雑念ばかりでビーチでなんてできるわけないだろうと思いながら始めた。

家に戻りたくない気持ちがある、Mにはとても感謝しているけれどたびたび現れる感情的な彼には疲れる。

私はなんで疲れているのか

私とは無関係であっても反応している私もMと何も変わらないのでは、嫌ならばまずは私から変わろう、そして彼を許し、明け渡す....そんな悟りを開いたようなことができるのか?

あ、この曲、セレモニーで聴いたかな? 違うか。。

思考がフル回転していたけれど、思い出しては呼吸に意識むけ風を感じ地、太陽に感謝することをしていると毎回のように涙を流していた

アフリカの人たちがたびたびブランケットやサングラスを売りにくるのも集中はできない、普段なら軽く断る感じだけれどこの時の私はしゃべる、持ってるものを褒めたりしていたのであちらも買ってもらえると思わせたようだったが最終的に丁寧に断る

時間を割いて売れなかったと嫌な気分にさせたかなとちょっと思ったけれど全くそんなことなく良い一日をと言い去っていく

 

全く瞑想にならず一時間が過ぎた。

他にも泳いでいる人はいたけど私には冷たすぎるカラスの行水、一瞬だけ海に入り人が増えたビーチを出て家に戻る。

 

自然と触れていたからなのか、家を出る前より気分が良い。

 

何かをコントロールしようとした時、期待したとき、思い通りに行かなかったとき人はストレスを感じる、けれど対象物に何も思い入れをしなければ感情を荒立てることも減る。

コントロールしようとするとそれに自分自身がコントロールされることになる

 

お互い依存してるところ、小さいことだが私は少なからず朝起きて散らかったテーブルを見て私より早く起きているのになぜ片付けないんだ、してくれてもいいのにと思う。

Mは仕事を家でしていて、私はしばらくしていないので私がして当然と思われるのが嫌だった。

今もそう思うけれど、明け渡せ、イラついても変化は起きない丁寧に愛をもって行動しよう

愛を持って行動はできていない、常にやらされてる気分だった。

シンプルに散らかったテーブルを見るのは嫌だから片付けようと、本当に小さいことから自分がどんな感情になっているの見てみるとくだらないことでイライラしていることに気づく

自分の感情を意識的に気づくという作業は意識していないと忘れる、その感情に気づき、なぜそう感じるのか自分に問うなり明け渡し、今まで感じたまま感情のまま相手に問いていたがそれでは答えは出ないんだと思うようになった。

 

答えは全て自分の中だ。

 

後悔する

この日の夕方、同じ日にセレモニーに参加したSから連絡がくる

eriかい? マッサージしてるって言ってたね、やって貰えないかな?

 

嬉しいはずなのに、物凄く後悔する気持ちが一気に出てきて、セレモニー初日にした自己紹介が宣伝になってしまったようで嫌になった

 

宣伝になったとしてもそれの何が嫌なのか?

とにかく嫌な気分でそんな事を考えてる自分も嫌だった。

そして、私が連れてくる男性客は特に気に入らない態度を取るMも浮かぶ

いやいや、どう思うかは彼の問題であってこちらは仕事をするだけだからといろんな思考がぐるぐるしていてもっと嫌になってしまい、結局その日は返事をしなかった。 

 

セレモニー明けの初日、楽しみにしていたお肉は全く食べたいと思わなかった、食べたくても食べられないけれど、大きな変化だと思う

 

セレモニー2日後

翌朝、Sさんへ返事を送り近くの海に出掛け、昨夜の自分を整理するように心を静める、本当に何度も同じようなことを繰り返してる、他人の感情に左右されないようになりたい。

相変わらず彼の態度は変わらない、薬中者扱いでもされている気分になる

それでも、それはMの感情であってMの中にある何かがあのように態度どとして現れている....赤ちゃんか?

 

はっ、私もだ!言わない、言えない、黙る

 

いや、赤ちゃんはよっぽど賢い、話せない分あれほど分かりやすく全身で表現している。

 

この日、Yさんから食事を持ちより統合もかねてセレモニー参加者数名でやるからと誘って頂き、かなり久しぶりのムケッカというブラジル料理野菜のみを作ってみた

本場は白身魚と煮込むのに入っていないので何か物足りなく感じたが薄味に慣れたせいか味はしっかりする。

 

みんなが本場ムケッカを知らなかったらいいな

 

 

しばらくするとSさんから明日の午前中が良いと連絡がきた

その事をMに伝えると、ランチにパンだけ買っておいてくれればいいと言うことだった。

 

Sさんと数回やり取りし料金と場所を伝え、それではまた当日!

初回だし長くて1時間だろうと勝手に予測し、こちらに到着する時間だけを聞いて終えた。

 

Yさんの旦那さんが到着してしまうと思っていたら言っていた時間よりも早く着いた少し慌てて支度を済ませ、自宅である船へ向かう。