ふだんはterapeuta

カラダは心のアンテナ

~アヤワスカ4~不安や悩み、生きるのが辛い、薬物依存、瞑想で神秘の旅、生きることについて学ぶ

 

 

不安や悩み、生きるのが辛い、薬物依存、瞑想で神秘の旅、生きることについて学ぶ~アヤワスカ3~

 

 

セレモニー2日目 満月のセレモニー

 

お香が部屋中にもまかれ、昨夜と同じようにマペが用意される、どんなものかわかっている今、気持ちは落ち着いていたけれど一回目よりはるかに痛くてなかなか涙が止まらない

参加者全員が終わると、アヤワスカが出てくる

アナが旅の準備はできたかな、素晴らしい旅になりますようにと言って1人づつハグされ渡される。

アヤワスカの入ったグラスを額にあてる前に匂い、やはり独特だけど酷いと聞きすぎたせいかそこまで酷くない、それから目を閉じると昨日のようにはならないでほしいということだけが頭から離れない、これでは本当にその通りになってしまいそうだ

考え出したらきりがなくなる、パッと目を開けて飲んだ

最後の一滴まで水を入れてまた飲む。

 

少ししてから横になって効果を待つ、昨夜のように騒がしくなってきた、嘔吐音が激しい、空嘔吐っぽく同じ人のようだ。

横になり目を閉じる、私には全く吐き気がしてこない

昨夜と同じようでちょっと残念だけど仕方ないどうすることもできないそんなことを考えていると突然気持ち悪いわけでもなく吐き気がした、急いで起き上がり置かれたビニール袋に顔を突っ込みそれと同時くらいに吐いた

吐くといっても固まったものはなく水と飲んだアヤワスカといった感じで匂いもアヤワスカ。

 

無意識で周りの匂いも気にしていたのか布団を被っていたので気づかなかったけれど部屋の中はあのよくある嘔吐物の匂いは全くしない。

 

すっきり吐き終わり、まわりを見渡していたしばらくすると一人、「横になって足をマッサージするよ」と言ってくれた人がいた。私は仰向けになりマッサージを受ける、彼もセラピストでありすごく優しい圧力でリラックスできるマッサージであった。

終わると、お礼を言いまた周りを見ていた、気分は良いそれでも意識ははっきりしていてこんな環境でも人目を気にして好きなように動けない自分がいる、なんでこんな被害妄想をするんだろう、みんなそれぞれ好きな事をしているのに私はそんな自分が嫌でその感情を無視して立ち上がり先ほど受けたマッサージのお返しを何も言わず始めた、はじめると彼も何も言わず受け入れてくれた

改めてマッサージをするのが好きだな思っていた、被害妄想を音楽で紛らわしすように音に合わせて身体を動かしていた。

 

音楽が終わると別の女性が、私にもやって欲しい腰に手をあてながらここが長い間痛いと言う、私は気分良く引き受けタイマッサージを入れながらやった

アナからこれ家でもやってるの?と聞かれ少しだけと答え、以前は個人事業としてやっていたが今はホテルで社員として働いていると伝えた

近くにいたみんなと少し話し、ベッドに戻った相変わらずビジョンというのは見えないが、medicine musicとして聴いているとどれも悪くないと思えてきたりする、しばらくするとチャンガが出てきたアナに火をつけてもらいながら吸っている参加者を見ながらものすごく悩んでいた、模様が現れた唯一のチャンガ、最後の夜、ここでやらなかったら次は? 今しかない

 

私はベッドから

 

ーアナ、私もチャンガいいかな?

音楽で良く聞こえていない、パイプを持ちこれ?と指さす。

ーそう!それ!

ーウェーイ チャンガだー

 

やっとその気になったといった感じで元気に持ってきてくれた、アナに差し出されパイプを軽く口でくわえた、火がつくとこれでもかと肺に入るだけいれた

Ohhとアナも驚いていたようだった、サポートメンバーの一人がいつでも吐ける準備をしていた

息をできるだけ止め肺に残し限界で息を吐いた時だった。目の前が別の光景に変わった、ううぅとうなり、吐き気はないが全く違う映像と今まである部屋や参加者が重なって見える、映像は回転し続け座ってもいられなくなった

そのまま倒れるように布団に入り、ぐるぐる回る模様と自分、目を閉じる事ができない開いていても落ちもしないどこかに落ちてしまう気分だった、自分の手、目の前にある布団それらが交わるように溶け出すようだった

手を見ているとどこが一点を軸に回転する。

 

ここで私の隣にいる最後に到着した参加者が大活躍だったと思う

彼女は飲み始めて間もなく、寒さと震えを声に出してプルプルブルブル言う、嘔吐と涙でまともに話せなかった。サポートメンバーも二人で対応していた、そのころ私は集中しようと見てはいないが聞こえていた。

 

チャンガを済ませた私はぐるぐる回りよじれる手を見て関心していた、そのころ隣の彼女はクスクス定期的に笑っていた。

私は、そんな彼女に調子はどう?と聞いてみた

ーうん、今は良い感じ、あなたは?フフフッ

ーそのようだね楽しそうだ、これチャンガがすごいよ

ー知ってる、見てたわよーフフフフッ

 

それにしても良く笑っている、つられて何も面白くないのに私も笑う。身体と思考の反応が合ってない、不思議だった

笑えばつられて笑う、むかしにテレビで見た笑い袋を思い出しさらに笑う。

止まらない模様の回転をからだ全体で感じ、これは死ねない、違う死はない。これは生き殺しだ、生き殺し?そんな言葉あるのか?と声に出して言っている

死だと理解してる死が死ではないことが頭で繰り返されていた

ようやく笑いもおさまり目を閉じる

今でもなんとも説明しにくいが幸福な気分だった、

もうこれで全て完璧で完全といったよくあるフレーズがしっくりくる。

そう、これ以上もこれ以下もないこれで完璧。

感謝の気持ちだった、全てに感謝しアヤワスカに感謝した

 

ありがとう。

 

その瞬間、ふっと何かの気配を感じ包みこまれるように感じそれとともに涙が溢れる、こんな大泣きも久しぶりで鼻がつまり寝ていられず起き上がるとサポートメンバーの一人とアナが来てくれた、私の様子を見ながら対応してくれる

「どう?」

「死ねない」日本語でも訳がわからない状態で英語も出てこない

「それで良いじゃん」アナが言う、「うん、それでいい」大丈夫だよあなたの感情をシェアしてくれてありがとうとそんな感じであった。

会話になっていなかった

泣きすぎて鼻がつまると言うと鼻用のノズルスプレーがあるよと言う、まさかそのような物まで用意されてることに面白くなり笑い泣きしながら、「ホントに?欲しい!もっと早く欲しかったぁ~you are amazing!」

アナは、アヤワスカの旅で泣く人は多いからねと笑顔で渡された

鼻が通り落ち着いた、可愛いわねと言いながら頭を撫で、何かあったらいつでも呼んでねと言ってくれた。

彼女こそ可愛い、そして全ての行動に愛がある。

 

泣いたけれど悲し泣きではなかった、死がないことや幸福感に涙したのだ。

自分が5歳だったころのことを思い出され、家にある電話機の数字を見ながら真ん中あたりにある5を見て私はまだ5歳だから大丈夫だと思ったのをはっきり覚えているけれど何が大丈夫なのかわからない、その辺りに父に死ぬのが怖い、なんで人は死ぬのか泣きながら聞いたことがあった

これと関係あるかなと考えていた。

今となっては死についてあの時ほど恐れてはいなかったけど、それが出てきた言葉だった。

 

意識して聴いていた曲の中に、大自然を馬に乗り走り抜けるような、とても心地よいそれなのに同時に自然を大切にする気持ちや配慮が足りていないことを悔いる気持ち申し訳ない気持ちが涙になる。

生きているというより生かされている、大きな力の中で食べ物が与えられ生き、人生としてここにいるのが私たち。

この曲のタイトルが知りたいけどこのまま横になって聴いていたい、私はそのまま聴いていた。

 

その後は、寝てしまったのかよく覚えていない。

 

 

セレモニー3日目


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目覚めは良かった、あれだけ帰りたかったのにもうこれで終わりだと思った

 

朝食をとりながら話すのも最後か、いや朝食をとったのは昨日だけか、前から知っている人たちとは思わないけれど長く一緒に過ごしたような感覚だった。

しばらくするとアナも近くのテーブルに座り食べている、私は別の参加者と話していたがアナの話しが耳に入ってくる、途中からではあったが彼女が別のシャーマン達と夜、私がきっと想像できないようなディープな旅の最中クリスタルボールの鳴らし方が原因だったのか晴れていた天気から急にどしゃ降りの雨に変わり、さすがの彼女も驚いたらしいが他のシャーマンがそれをまた静め、元の天気に戻ったという。

最初から聞きたかったけど私だけのために聞き直す気にはなれずだったが、目の前にそのような体験をした人がいることと、目に見えない自然の力(エネルギー)が常にどこにでもwifiのように漂っているんだと思った

 

 

ヨガと瞑想

昨夜は不思議な感じだったな誰、何だったんだろう。かたちになっていなかったけど確かに何か感じたんだよなと考えていた。しばらくして何にも感じたことのないグランディング、地を感じ太陽に感謝する誘導に合わせ意識を向ける、あぐらの私の仙骨あたりから下に根が生えるようなイメージをしてから間もなく下からふわっと包まれるような感覚がした。ここでそのまま明け渡せればよかったと思ったが目を開けてしまい、もう一度試すもそれきりだった。

 

Talking circle 

まともに話せなかった昨夜、どんな思いでいたのか話した。相変わらずビジョンがよくわからないけれど一瞬、何かに包まれ幸せな気分で涙したこと、私の隣にいた彼女の笑いが私の中の何かを解除してくれたような気がする、まだよく整理がついていないけどアナをはじめみんなにとても感謝していると伝えた。

 

参加者の中に、亡くなった家族に会え、とても辛い内容だったと泣きながら話す、そんななかずっと付き添ってくれたサポートメンバーに感謝しハグしないわけにはいかないと立ち上がってハグしていた。

共に過ごした三日間は短いようだけれど濃い、言いにくいような事も全て吐き出す。

 

そんななか私は、どれだけみんな見るもの感じるものが違うと聞いていても参加者たちの経験と比べては、何かが違うような気がしてしょうがなかったのにそれは言わなかった。

みんなが話し終わるとアナから私の兄弟、姉妹たちこのアヤワスカリトリートを信じ参加してくれてありがとうと言い最後のトーキングサークルが終わり、みんなお腹すいてるでしょうと言いランチの時間だ、アナの全て手作りチリコンカンのようないろんな種類の豆が入ったカレー味のものと玄米に幾何学模様風サラダ

私は、全てをお皿に乗るだけのせ、先ほどのトーキングサークルで使った場所で食べていた、食べているとMさんが来て一緒に食べた。このチリコンカンの中に肉入ってない?

そんなはずは無いと思ったけれど肉っぽい、Mさんはそれも豆でオーガニックショップとかで買えると言っていた

そうなのか、知らないだけでいろんな食べ物、食べ方があるなと関心していた、Mさんは普段から野菜中心なのでアヤワスカダイエットかあまり苦ではないと言っていた

ダイエット中は便通も良くなり調子が良かったし、レシピがもう少し豊富にあれば悪くないと話していた

私はMさんに、見えるのも感じるものはみんな違うって言うけど私のってあまりにも違うしなんだかよく分からない、なんだか場違いのようにも感じると。Mさんは、それはない、全部意味があるし呼ばれた人だけがここにいる。Yさんと同じことを言っていた。

私にマッサージをしてくれた彼も私と同じようにどこか誰からの誘いがくるまで参加することなくこの日が来たと言っていた、誘ってくれた人は残念ながらアナの健康診断で参加を断られ彼だけが参加することになった、そんな彼も投薬があったがアナの判断で大丈夫だったそうだ。

 

すべては必然。